マイアミ超高級市場で増える「ウィスパーリスティング」

マイアミの超高級不動産市場では、近年「ウィスパーリスティング(非公開販売)」が増加しています。その象徴的な例が、ヘルスケア業界の億万長者マイク・フェルナンデス氏が所有するゲーブルズエステーツの大邸宅で、関係者によると約4億ドルで売却先を探しているとされています。

現在、1億ドルから2億ドルを超える価格帯の物件オーナーたちが、MLS(不動産情報共有システム)への掲載を避け、限られたネットワークを通じて買い手を探すケースが増えています。その目的は、市場の反応を探りながらプライバシーを維持することにあります。

一方で、近年の大型取引の多くは依然として公開市場で成立しています。例えば、MetaのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏による約1億7,000万ドルのインディアンクリーク島の邸宅購入も、公開マーケットを通じて行われました。

超富裕層向け不動産市場では、オフマーケット販売への関心が高まっているものの、依然として公開販売が高額取引の重要な舞台であり続けています。