ポストパンデミックのマイアミ不動産マーケット

コロナウイルス、パンデミックによるマイアミ不動産への影響が目につくようになったのは今年の3月ごろからです。下記は、12ヶ月前と比べた売却総数の統計です。
 
 
  マイアミデード郡 マイアミビーチ
3 -11% -26%
4 -48% -55%
5 -60% -70%
6 -35% -40%
7 -24%  -12%
 
パンデミックによる影響が最も大きかったのは5月でマイアミデード郡では、売却総数が12ヶ月前と比べ60%まで落ち込みました。また、マイアミビーチではそれをさらに上回る70%まで落ち込んでいます。しかし、6月から比較的に早いペースでマーケットが回復してきています。不動産価格の方ですが、このパンデミックによる大きな影響は特に見られませんでした。今回のパンデミックは、経済システムに直接影響するものではなかったので不動産価格の暴落は逃れました。しかし、約半年の間に売却総数が減ることにより市場に残る物件数が急増したため売物件数が、マイアミデード郡で通常に比べ180%の増加、マイアミビーチでは200%強の増加となりました。これだけ増えてしまった物件を売却し、平常のマーケットへ戻すまでにはかなりの時間がかかると予想されます。またマイアミ周辺のマーケットサイクルは、2015/2016年を境に緩やかな低下の傾向です。不動産価格は、去年と比べて平均して約5%安となっています。
 
*参考ビデオ(英語)
 

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